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2026.02.04
2026.02.04

レポート|Valuence INFINITIES × 明聖高等学校 ダンスカリキュラム 成果発表会を開催

学校法人花沢学園 明聖高等学校(千葉県千葉市)と協働し、通信制高校の選択授業として実施してきたダンスカリキュラムの成果発表会を、2026年1月26日(月)に開催しました。
本発表会は、約3か月間・全8回にわたって行われた本カリキュラムの集大成となるものです。

関連リリースはこちら:https://valuence-infinities.com/1825/

教育×プロダンスが実現した背景

本取り組みは、Valuence INFINITIESが掲げる「ダンスの可能性を広げ、社会に新たな価値を提供したい」という想いに、明聖高等学校が共感したことをきっかけに実現しました。若年層におけるダンス人気の高まりを背景に、両者は教育支援の一環としてダンスを活用し、生徒一人ひとりの個性や可能性に焦点を当てた学びの場の創出を目指しました。
ダンスをカリキュラムに取り入れることで、身体表現を通じた表現力・コミュニケーション力・協調性を育むこと。それが本取り組みにおける「教育×プロダンス」の大きな意義です。

校長が語る、本取り組みへの想い

明聖高等学校は、2000年の開校以来、「既存の学校の概念を越え、さまざまなことにチャレンジでき、生徒たちの多様なニーズに応える高校」をテーマに教育活動を実践してきました。同校には、中学校時代に不登校を経験した生徒や、これまでの学校生活に生きづらさを感じてきた生徒も多く在籍しています。
「自分に自信が持てない」、「人前に立つのが苦手」
そうした想いを抱える生徒たちが、ダンスという表現手段を通じて感性や可能性を開花させ、自己肯定感を高めていくことを期待し、本プログラムはスタートしました。

全国的にも珍しい、実証型ダンス教育プログラム

本取り組みは、2025年10月よりスタートしました。これまでにも学校現場における単発のダンスワークショップの事例はありますが、プロダンサーが継続的に授業を担当する形での取り組みは、今回が初の試みとなります。
通常の体育授業における創作ダンスとは異なり、プロリーグ経験を持つダンサーが振付および指導を行うことで、生徒は本格的なHIPHOPダンスを段階的に学ぶことができる点が特徴です。通信制高校の選択授業として、プロダンサーが全8回にわたり継続して授業を担当する事例は、全国的にも極めて珍しい教育プログラムといえます。
また、校長がすべての授業に参加し、生徒とともに身体を動かしながら授業を見守ってきた点も、本カリキュラムの大きな特徴の一つです。生徒と教職員、講師が同じ空間で表現活動に取り組むことで、安心感のある学びの環境づくりにつながりました。

<カリキュラム概要>
・実施期間:2025年10月~2026年1月(全8回)
・授業時間:1回90分(45分×2コマ)
・対象:2・3年生 計19名(男子4名・女子15名)※選択授業
・内容:HIPHOPの基礎、プロダンサーによるワークショップ形式授業、グループワークによる振付制作、校内成果発表会
・講師:LEN(プロリーグ経験ダンサー)

3か月間で見えた、生徒たちの変化

本プログラムには、ダンス未経験の生徒や、これまで学校生活や授業参加に困難を感じてきた生徒も多く参加しました。初回の授業では、身体の一部を動かすアイソレーションや基本的なステップの習得からスタートし、振付を覚えることに戸惑う様子も見られました。
しかし、プロダンサーによる段階的な指導と、生徒同士が声を掛け合いながら取り組む環境の中で、回を重ねるごとに変化が表れました。約3か月間にわたり高い参加率を維持し、これまで他の授業では出席が安定しなかった生徒も含め、ほぼ全員が最後まで継続してカリキュラムに取り組みました。この点は、本プログラムの大きな成果の一つといえます。
授業後半には、生徒自らが立ち位置や振付の完成度について意見を交わし、互いに教え合う姿も見られるようになりました。ダンス経験者が未経験者をサポートする場面も増え、技術面にとどまらず、コミュニケーション力や協調性の向上が確認されました。
最終回に近づくにつれ、生徒たちは人前で表現することへの抵抗感を徐々に克服し、本番を見据えた練習にも主体的に取り組むようになりました。

成果発表会当日の様子(2026年1月26日)

成果発表会当日は、オリジナルのチームTシャツを着用し、生徒たちは堂々としたパフォーマンスを披露しました。当初はほとんど踊れなかった生徒も含め、全員が高度な振付を最後まで踊り切り、仲間とともに一つの作品を完成させる姿が見られました。男子生徒と校長先生によるブレイキンの見せ場や、講師・LENによるソロパフォーマンスも披露され、会場は大きな盛り上がりを見せました。
最後の決めポーズ後には、校長先生と生徒がハイタッチを交わす姿も見られ、生徒・教職員・講師が一体となった、本プログラムを象徴するシーンとなりました。

また、発表会終了後には、生徒たちから講師・LENへ、感謝の気持ちが綴られた手作りの感謝状が贈られました。このサプライズは、プログラムを通じて築かれた生徒と講師の深い信頼関係と絆を感じさせる場面となり、会場は温かな雰囲気に包まれました。本プログラムを通じて、生徒たちはダンス技術の習得にとどまらず、自己表現への自信や、集団の中での役割意識を育む機会を得る結果となりました。

生徒・講師の声

▪生徒の声
「ダンスの楽しさを知ることができた」
「経験者として、振付を教えてあげる側にもなれた」
「HIPHOPだけでなく、ブレイキンにも挑戦できたのがうれしかった」
「また来年もあったら受講したい」

▪講師・LENの声
最初はコミュニケーションが取りづらい場面もあったが、回を重ねるごとに笑顔が増え、自然と会話も生まれていった。授業という形でダンスに触れられることは、生徒にとっても良いきっかけになると感じた。

Valuence INFINITIESでは、今回の成果を踏まえ、今後も学校・地域・企業と連携しながら、継続的なダンス教育プログラムの展開を目指していきます。さらに教育分野における新たな価値提供を推進し、心を動かす体験の創出に取り組んでまいります。